かながわニューツーリズム Kanagawa New tourism



2018年度

“箱根の周辺地域”を強みに南足柄を有名観光地に

 

①背景・目的:神奈川県の有名な観光地としては箱根町や小田原が挙げられる。箱根町の周りには真鶴町や南足柄市、山北町、開成町などが存在する。箱根、小田原には国内外問わず、多くの観光客が訪れるものの、箱根周辺地域であるこれらの町や市に訪れる観光客は少ないという、もどかしさがある。私達がスポットを当てた南足柄市も質の高い観光資源を保持しながらも知名度は低く、人口低下が進み、近年では小田原市との合併が危惧されたほどである。そこで私達学生の視点から南足柄市へ観光についての提案を行なった。

 

②活動内容の概要:私達は今回1年を通じて観光学について学んできた。まず観光学入門-ポスト・マス・ツーリズムの観光学-(岡本伸之著・有斐閣アルマ)を通して、氏川教授のご指導の元、観光学の知識のインプットを進めた。観光学を学んだ後、実践に移すべく、夏期休暇には他大との合同授業で山梨県道志村に出向き、横浜市の水源である道志村について学びながら干ばつボランティアを行い、村の活性化に関するイベントに参加し、現地の方と意見交流をした。後期にはこれらを踏まえ、観光地として知名度の低い南足柄市への提案に焦点を置いて活動を進めた。実際に南足柄市にフィールドワークで出向き、そこで感じたことを踏まえ、広報、交通、宿泊の3つのテーマから南足柄の観光面について提案を考えた。氏川教授と南足柄市の方や、観光協会の方に提案に対して、意見やフィードバックを頂き、実際の“観光”について理解を深めた。

 

③今後の可能性:私達の提案の1部を採用しようという動きが生まれた。来年度以降も南足柄への継続的でより深い関わりや提案が期待される。また今後新たな地域、団体との連携も視野に入れている。

 

■学生数:3名 / 担当教員:氏川恵次
■連携・協力:南足柄市、フェリス女学院大学各位

多様な視点から見た自然を生かす観光企画

<2017年度の活動報告>

 小田原のインバウンド事業の企画立案にむけた実地調査(小田原蒲鉾鈴廣オフィスビル視察、フォレストアドベンチャー小田原視察、和食屋Ryo訪問・海外観光客向けツアー企画の立案)を行った。小田原市の地域資源を生かした観光事業の取り組みでは実際に事業に提案をし、フォレストアドベンチャーと外国人受けの良い日本文化である忍者とのコラボレーションをはかった。また、「和食屋」と「釣り事業」が連携を図り、釣った魚を寿司体験を通して自分で寿司を握り、食べるというインバウンド向け観光プランを提案した。

 横須賀の行政で力を入れている観光事業の現行データや商品開発、猿島との連携などといった説明を受けた。その後、世界三大記念艦「三笠」の視察に赴き、戦艦にまつわるお話を伺った。軍港都市であることをプラスにとらえた取り組みが印象的であった。

 横浜市企業と大学生の環境課題解決マッチング会に参加し、「SDGs」をキーワードに企業への提案を行った。今回、日産チョイモビを活用した若者への車の購買意欲促進・魅力伝達方法の提案に加え、ソーラーフロンティア株式会社ソーラーパネルの普及方法について新たな視点からの課題解決方法を提案した。提案をもとに、今後横浜国立大学と日産で連携を進めていく。

 機会があれば今後とも更なる外部企業の観光課題や企画立案に取り組みたい。その際環境的な持続性は勿論、多角的な視野を前提としたうえで、コストやターゲット層、ニーズの設定を明確化して、より実現化しやすい企画を考案できるよう努める

■学生数:2名 / 担当教員:氏川恵次

■連携先:かながわ西コンベンションビューロー、小田原箱根商工会議所、横浜市、日産自動車、ソーラーフロンティア、大川印刷、横須賀市等

Text by 「横浜国立大学 地域実践教育研究センター Annual Report 2017-2018